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SUGIZOが街頭演説に登場し話題!れいわ新選組との関係は?また、れいわ新選組って一体なんなのか、まとめてみました!
SUGIZOが応援するれいわ新選組って?
元タレントの山本太郎参議院議員が2019年4月1日に結成した政党です。
山本議員自身が改選となる2019年7月21日投開票の参議院選挙での選挙での飛躍を目指して結党し、7月11日 – 寄付金が3億円を超えました。参院選出馬に必要な一般的なエントリー費用として、立候補者10人分に相当します。
消費税の凍結(及び将来は廃止)・脱原発・沖縄辺野古基地建設反対などを主張するとともに、安倍内閣下で審議拒否・強行採決された法律の見直し・廃止を掲げています。
選挙直前に立ち上げられた政治団体が選挙後、法的な政党成立要件を満たすには、最低でも一人が当選し、且つその選挙で2%以上得票する必要があります。7月8日の総務省発表によると、この参議院選の有権者総数は1億658万7857人、投票率を60%と仮定すると、127万9054票が必要となります(前回2016年参議院選を参考にすると、二人が当選する得票数。)
従来多くの政治団体が、選挙前に結成されては消えていきましたが、そうした政治団体と「れいわ新選組」との間に大きな違いがあります。野党共闘を掲げ、一人区での野党候補応援を約束している点でしょう。
「私は野党のお尻を叩きたい。枝野さんにも、玉木さんにも、志位さんにも、頑張ってもらいたい。一緒に戦いたい。国民に自公政権以外の選択肢を作りたい。野党が協力して政権交代を成し遂げたい。」
つまり、「大規模でない党派が接着剤となって、他の党派を連携させて、政権を獲得」という理想であり、あたかも政権に対抗した “薩長同盟” かもしれません(となると、新選組、というより、海援隊ですね(笑))
もし実現したら、26年前に自民党を破って6党+2会派で発足した細川護熙内閣以来となります。
SUGIZOの素顔とは?
去る7月8日 丁度50歳になったロックミュージシャン。メジャーになったのは、X JAPANでの活動からでしょうね。
出身は神奈川県秦野市で、両親が東京都交響楽団の団員という音楽一家で育ちました。
ロックに最初に触れたのは中学1年の13歳の時。影響を受けたミュージシャンとてはYMOを筆頭に挙げていました。
今から8年前の2011年3月。あの福島第一原子力発電所事故発生を契機に、坂本龍一らが脱原発を訴えるようになると、SUGIZOも活動を共にしました。そして2014年の東京都知事選では、脱原発を争点にして立候補した細川護熙と対談もしています。
そんなSUGIZOに対し「政治的発言をする事がある」と、ネットで攻撃する人たちが居ます。しかしSUGIZOは大勢の面前で堂々と「『音楽に政治を持ち込むな』なんて糞喰らえ!ロックは社会と共にある。」 (2016年6月、参議院候補予定者の応援演説において)と述べています。
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なぜSUGIZOが登場?
「もっとも大きいのは原発、核の問題です。もう1つは難民問題。あとはもっと日本的なもので言うと選挙の投票率の悪さ。そういう世の中を放棄している人たちに対する憤りというのもある」(「ローリングストーン日本版」2017年1月号(セブン&アイ出版))というSUGIZOの発言は話題となりました。
政府のやり方に対して、正面から正々堂々と主張を行う気骨あるミュージシャン。そんな彼に対する、顔や名前を隠しての攻撃。
あのベトナム反戦運動に尽力したジョンレノンもまた、SUGIZOに大きな影響を与えたミュージシャンでした。だから、顔や名前を隠しての攻撃にも負けず。メッセージを発信し続けています。
SUGIZOが目指している日本の姿は「政治家は、国民の意見を吸い上げて下さい」「国民は、投票という形で意見を述べましょう」と言えます。
つまり、今、SUGIZOが登場するのは、そんな姿から日本が離れてしまっているからではないでしょうか。
SUGIZOと山本太郎、関係性は?
2014年2月の東京都知事選挙では、山本太郎氏も脱原発候補への投票を呼びかけました。
そして去る7月12日に行われた山本太郎候補の応援に、SUGIZOが駆け付けたのですが、ふたりの共通点は「脱原発」だけではありません。
「普通の人が口出すのが民主主義でしょ。職業に関係なく誰もが声を出せる社会じゃないとダメだと思うんです」 という山本候補の持論と、 「ミュージシャンという発言力の大きい職業についているからこそ、社会的な問題について積極的に語り、自分の音楽を聴く人たちに考えることを促す」 というSUGIZOの行動原理は、異口同音と言っても過言では無いでしょう。
そして自らも芸能界に身を置いていたからこそ「芸能人は政治に関心があってもイベント参加となると腰が引けるもの。一流のミュージシャンのSUGIZOさんが、政治イベントに来てくれたのは勇気がいることなんですよ。心ある人です」と、お互いに励ましあうことができるのでしょう。
「脱原発」「戦争反対」という地球環境問題を口にすると、ネットで「左翼」と陰口をたたく人たち。SUGIZOも見えない攻撃を受けてきました。そして山本候補には「クソ左翼死ね」という脅迫もありました。
「ありがとうございます。クソ左翼死ねというお言葉をいただきました。ありがとうございます。死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補してるんだ。みんなに生きていていただきたい。」
「死ね」ではなく、「みんなに生きていていただきたい。」 これがSUGIZOと山本太郎の共通の願いかもしれません。
まとめ
選挙での投票は、我々有権者が政治に参加することが出来る数少ない機会であると同時に、民主主義の根幹を為す、最も重要な機会です。
しかし、日本では「選挙の投票率の悪さ」とSUGIZOが苦言を呈するように、最近の国政選挙である2017年衆議院選挙での全国平均投票率は53.68%、地方選挙に至っては30%台というケースも多発しています。つまり、棄権している人たちが一まとまりとなって一つの党を支持すれば、その党が最大会派となって首相指名することが出来るほどの数なのです。
昨今の日本や世界の問題につき、SUGIZOは 「大多数の弱き人たちと世の中を牛耳っているような超富豪の間の格差が著しく巨大化していっている現状は、昔の圧政や貴族社会と何も変わらない」 と言っています。
世の中を牛耳っている人たちも、ネトウヨと同じように、ヤジを飛ばすことを好んでいます。例えば、選挙の演説で批判されると「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と、平気で差別発言をします。
「れいわ新選組」が掲げている主張には、実現が危ぶまれるものもあります。しかし山本候補は、否定的な発言に対し「あなたの質問、苦言、お知恵が山本の政策につながる」と受け止めています。もし当選しても、そうであって欲しいですよね。
どんな候補者に貴重な一票を投じるかは、有権者一人一人次第です。
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