“ネトウヨ本”って?なぜ配布されたの?激怒の理由は?分かりやすくまとめてみた

石破茂が激怒した“ネトウヨ本”って?なぜ配布されたの?分かりやすくまとめてみた

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2019年6月11日付で自民党本部から党の議員に「フェイク情報が蝕むニッポントンデモ野党とメディアの非常識」という冊子が配布されました。いったいどのような内容の冊子だったのでしょうか?

ネトウヨ本って何のこと?

まず、ネトウヨとは何でしょう?

ネトウヨとは「ネット右翼」の略で、インターネット内で右翼的な言動を展開する人々のことを指します。全体主義的・排外的で特定の国や人種に対する差別的発言を繰り返したり、行政や教育関係機関、メディア、果てはネット利用者個人に対してまでも過激な攻撃や中傷を行ったりします。主にSMSや掲示板やブログを中心にこのような行為を行うため「ネトウヨ」と呼ばれているそうです!

今回自民党内で配られた「フェイク情報が蝕むニッポントンデモ野党とメディアの非常識」は、誹謗中傷ともいえる野党党首の似顔絵、ネット内で「過去の人」という意味で使われる「オワコン」という侮蔑的な言葉を多用していること、著者がはっきりしない匿名性など、ネトウヨの手法と酷似していることから「ネトウヨ本」と評されているのです。

なぜネトウヨ本が配布されたの?

自民党本部から各議員宛ての送付文には

「同書は報道では語られない真実を伝える内容となっています。参院選に向けた演説用資料としてご活用ください」

と明記されています。これは、7月21日投開票の参院選に向け、自民党候補が野党を攻撃する際に、この冊子のような激しく攻撃し貶める手法を使えという本部からの指示ともとれます。少なくとも自民党本部はこの冊子の内容に疑問を抱いていないということが分かります。

石破茂元自民党幹事長は、月刊誌文藝春秋の取材に答え

「野党議員に対する自民党議員の侮蔑的な言動は、そのままその議員に一票を投じた国民に向けられたことになる」

ことを心配し、ネトウヨ化してしまった自民党を嘆いていました。他にも、冊子を受け取り「とても選挙で使える内容ではない」と漏らしている自民党議員もいたようです。

一方、安倍首相自身はTBSテレビ「news23」で問われて

「党本部がいろんな冊子を配っているが、いちいち見ていないので知らない」

と答えましたが、冊子について謝罪することも撤回することもありませんでした。野党は反発するというよりは、一強の自民党がこんな稚拙な手段をとったことにあきれ返ってしまったという反応でした。

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この件に関しての国民の反応は?

ネット上では「品性が疑われる」「沖縄知事選の際配られた怪文書に絵が似ている」「逆効果」「与党のやることとは思えない」との反応が多くあり、自民党の自浄作用を望む声も聞かれました。

中には「このような罵倒や差別的な表現を本音として肯定する一定の層が国民の中にもあるのではないか」との国民全体の意識の表れとしてみる声もあります。実際この冊子を肯定的にとらえて取り上げ、映像を投稿している人もいました。

この冊子に関する本物の右翼の反応は見つかりませんでした。しかし、ネトウヨの言動は保守本流の右翼とはまるでかけ離れた、隣国を揶揄し、さまざまな差別を助長する思想になっており、その匿名性などを笠に着た暴力的な言動に、本物の右翼団体の方たちの中には「ネトウヨは単なる反知性主義の集まり」と苦々しく思っている人も多いようです。

まとめ

ネトウヨ本騒動について見てきましたが、まるで幼児がけんかした腹いせに「お前の母ちゃん…」と捨て台詞を吐くような行動で、これが政権を担当する与党の行動とはとても思えませんね。

ごく一部の議員の行動と思いたいところですが、石破茂元自民党幹事長の言葉を借りれば、このような冊子を肯定してしまう自民党本部の議員にも、その議員に一票を投じた国民がいるということになります。

国民1人1人が差別や誹謗中傷を認めない態度を示し、かつ、しっかり政治に参加することがいかに大切かということが分かります。

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