スポンサーリンク
夏がじりじりと近づいてくる中、高校野球も各地で予選が始まっています。
愛知県大会の2回戦、名古屋大谷高校は国府高校と対戦しました。
同野球部に所属している津森慶二君は半身まひの高校球児です。
ハンデがあるにもかかわらず津森君は3点を追う8回表に代打として出場。
津森君は小さい頃に脳梗塞を発症し、立つことも指を動かすこともできなくなってしまいました。そんな彼はなぜ打席に立つことができたのでしょうか。
今回は津森君の経歴、試合の動画、ネットの反応などに焦点を当ててみました。
津森慶二君はどんな人?

津森慶二君どのような少年時代を送ってきたのでしょうか。
小学校から野球に夢中だった津森少年は、小学4年の時に不整脈で倒れてしまいました。地域の硬式野球チームでの練習中のことでした。
その後体内にペースメーカーを入れて練習をしていましたが、再び不幸が。
小学校5年生の春休みに脳梗塞を発症してしまったのです。
この影響で、津森君は立つことも指を動かすこともできなくなってしまいました。
この出来事に対し「絶対に元に戻ってやる」という強い意志をみせた津森君。
懸命のリハビリの結果、愛知西シニアチームでまた野球をできるようになりました。
その後、津森君は名古屋大谷高校へ進学し、同校野球部に入部。
高校では仲間たちと同じく厳しい練習に取り組んできましたが、ずっとベンチに入れずにいました。
最後の夏にむけて、津森君はとにかく打撃を磨いてベンチ入りを目指すことを決意。守備での捕球や走塁は、他の人より難しいと思ったからだそうです。
5月の練習試合で結果を出し、ついに監督から認められた津森君は初めて背番号をもらいました。
ハンデを乗り越え、高校野球の試合で活躍するなんて本当に凄いですね。
きっと想像を絶するほどの努力してきたのでしょう。
津森慶二君の試合の動画は?
背番号「20」は、遂に2回戦の国府高校戦で出場を果たしました。
8回表に代打で打席に立ち、ボール球に手が出てしまい惜しくも三振。
ですが、彼の勇姿は、春日井市民球場へ足を運んだ観客全ての目に焼きついたことでしょう。
津森君の打席を含め、名古屋大谷対国府の試合動画を検索してみました。
動画は見つかりませんでしたが、ケーブルテレビにて再放送が予定されていました。

スターキャットでは7月12日(金)20時からの放送、ティーズでは16日(火)14時からの放送です。
視聴可能エリアの方は、ぜひご覧になってみてください。
スポンサーリンク
津森慶二君の次の試合はいつ?

津森君が出場した名古屋大谷vs国府高校の試合は、1-6で国府高校が勝利。そのため、津森君を含めた3年生たちは引退となりました。
ですが部員数46人の名古屋大谷高校では、卒業試合などが開催されるかもしれません。
もしかしたらそこで、津森君の打席を見ることができるかもしれませんね。
津森慶二君に対するネットの声
津森君の話題は、試合内容やプレーとは違う視点です。
ですがネットでは、
本人の努力や諦めない姿勢に胸を打たれる声が相次ぎました。また、学校教育としての高校野球を評価する声も。
津森慶二君は中学校時代に作文でこのようなことを書いています。
「人は見かけで判断しがちだが、外見で判断するなんて上部しか見ていないんだと思う。(中略)障害がある人全て,一生懸命それを克服しようと頑張っている。皆、つらい気持ちを乗り越えて前向きに頑張っている。」
文面通り、辛い気持ちを乗り越えて前向きに頑張った結果が結びついているのでしょうね。
また、決してうわべだけで人を判断しない素晴らしい仲間たちや指導者に出会 ったからこそ大好きな野球に打ち込むことができたのではないでしょうか。
「僕は障害があっても、気持ちは誰にも負けない自信がある。人は皆それぞれ外見も内面も異なっている。それを見た目だけで判断するのは悲しいことだと思う。」
彼の強い気持ちやハンデキャップに対する思いは、私たちにも力を与えてくれる、そんな気がします。
スポンサーリンク
コメントを残す