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『俺のスカート、どこ行った?』第9話のあらすじネタバレ&感想・考察 のぶおの退職をやめさせろ(校長もw)!まとめてみました。
明智親子のボクシング対決の動画が何者かに印象操作されてのぶおはピンチに! そもそもの目的と犯人は誰だ? のぶおの退職に「待った!」をかけるべく、長井先生と2年3組の仲間たちが立ち上がったのでした。
もくじ
『俺のスカート、どこ行った?』第9話のあらすじネタバレ
拡散させた意味が不明
のぶお(古田新太)が明智(長瀬 廉)にみずからサンドバッグ状態にボコボコにされた動画が、形を変えてネットにアップされて拡散されました。
その動画を見る限りでは、のぶおが明智に暴力を振るっているように見えました。
多分、動画をのぶおを陥れるように編集して流した事が予想されます。
しかも、その動画にマスコミが飛びついてワイドショーまで豪林館学園高校まで押し寄せて取材に来る始末。
「女装したゲイの教員が生徒に暴力か!」
といった類いの報道をされてしまいました。学校側は事実の確認と対応準備に追われます。
動画が出回った朝、いつものように職員室に入るのぶおはいきなり校長室に呼び出されて事情聴取です。同席したのは校長(いとうせいこう)と生徒指導の長井(松下奈緒)でした。
のぶおは2人に事のあらましを説明しますが、騒動が大きくなってしまったので謹慎する事になりました。
校長は「“好きにやっていい”と言ったのに、すいません」と頭を下げましたがのぶおは、
「ちょうど病院にも行きたかったし、気にしないで」と言って、その日はおとなしく家に帰りました。そして、娘の糸(片山友希)に「もう着ないから、しまっておいて」と女装の衣類を渡します。“もう、学校には戻ら(れ)ないんじゃないか?”と、心配させるシーンでしたね。
それにしても、この動画の拡散については「誰が?」「何のために?」やったのかが職員室と2年3組の教室では話題になりました。
手段は分かるのですが「目的」が分からなかったのです。
記者会見で校長が辞意を表明
校内暴力が問題とされている昨今、ここまで騒動が大きくなってしまうと学校としても事実関係や経緯を説明しなければなりません。
豪林館学園高校としては、事態の騒動を重く見て「原田先生の暴力はなかった」と説明しながらも校長が「辞任する」と発表します。世間を騒がせてしまった、お詫びというわけです。
突然の辞任表明に長井をはじめ、ほかの先生も驚きましたが意思は固いようでした。
この辞任だけでも理不尽と思っている教員たちを前にして、「校長ひとり辞めたところで世間や保護者会は納得するのでしょうか?」と、冷静に意見していたのが矢野先生(小市慢太郎)でした。“謹慎では甘い”というわけですね。
彼は前々から校長の座を狙っていたばかりか、のぶおを疎ましく思っていた人物。寺尾校長の辞任によって、念願の校長に就任した矢野は長井を早速、校長室へ呼び出します。
そして、のぶおにみずから退職するように「説得してきてくれ」と命じるのです。
長井、のぶおの真意を聞きに行く!
長井がのぶおの自宅を訪ねると、のぶおは大人しく家でリラックスしていました。
そこで退職を奨めるのではなく、「なぜ、教師になろうとしたのか?」をしつこく聞きます。根負けしたのぶおは「40年前の事よ」と前置きして、中学の頃のエピソードを話し出しました。
のぶおは陸上部にいたのですが、足のケガでこれを断念。なげやりでふて腐れて毎日を過ごしていたと言います。
そんなのぶおを見た松坂先生♂(高橋 努)が何かと世話を焼き、「陸上以外にも、面白い事はいくらでもあるぞ」とばかりに、将棋や茶道、手品までいろいろな“面白い事”を紹介してくれたんだそうです。
その誠実さに魅かれたのぶお少年は、初めて自分がゲイなのだと自覚したのでした。
そして先生に告りますが「悪いがお前の想いに応える事はできない」と断られてしまいました。それでも、以降もバカにされたり拒絶されたりされずに普通に接してくれたんだとか。
それで自分も「教師になろう」と決めたんだそうです。当時はLGBTという言葉もなく、「ただ学校で拒絶されて、辞めちゃったんだけどね」とも。
その話しを聞き終えた長井は「帰ります!!」と、力んで帰って行こうとします。
「ホントは、退職届を書かせに来たんだろう?」と、のぶおが背中に言っていますが構わずに雨のなかを帰って行ったのでした。
署名運動で「のぶおを辞めさせるな!」
2年3組では、高槻(眞嶋秀人)が、動画をアップさせた人物を特定しました。
撮影時に自分の姿が映り込んでいたのでした。
その説明をするべく職員室に押しかけると、長井を中心に「金子先生を辞めさせない方法」として、署名運動をする事に。矢野の件はひとまずペンディングです。
長井は、この矢野が動画アップの実行犯だという事実を切り札に取っておくつもりだったのです。
ただし、そのためには暴力問題の誤解をとかなくてはいけません。
そこで明智が、
「オレはいいよ。全てを話してくる」
と、レポーターの一群がたむろする校門前へ。
それから記者会見をして、
・のぶおは手を出していない事
・もとは親子間の家庭内暴力が問題だった事
を、正直に話したのでした。
これで一応は世間に対する誤解も払しょくされました。
あとはのぶお復職の署名を集めて、新校長の矢野に退出するだけです。この署名運動には、矢野を除く全職員と2年3組の生徒全員が動いたのでした。
こうしてのぶお(と寺尾)の復職を求めて長井たちは校長室へ入りました。
矢野はそれでも、せっかく手中にした校長職を手放したくないせいか“難癖”をつけはじめました。
ところがここで矢野が、「動画アップと印象操作、拡散した人間は判明している」旨を告げて、矢野をじんわりと責めていきます。
矢野は仕方なく、のぶおと寺尾の復職を呑んだのでした。
結局、最初の疑問に立ち返ると、
誰が=矢野
何のため=校長になりたいため
という事になりますね。校長という「権力の座」に就きたかったのがミエミエでしたね。
のぶおの爆弾発言
1度はしまってしまった女装用の服を、張り切って着直して学校へ。
そして2年3組の教室では生徒に礼を言ったあとに、
「私、金子のぶおは学校を辞めます」
と宣言。
復職して、いきなりでした!
『俺のスカート、どこ行った?』第9話の感想
のぶおの謹慎等、今回の騒動記は大騒ぎした割にはあっけなかったですね。ボクシングの件を、引っ張り過ぎたのではないかと思いますよ。
それも、やるのであればせめてジャブとストレートのワン・ツーくらいは予習しておかないと学芸会レベルになってしまいます。ここまで関連話しが続くのであれば、やっておいた方が良かったでしょう。
逆に、ここへきての長井の気持ちの変化を表すシーンは良かったですよ。セリフなしで大雨のなかを歩かせるとは…。ラブロマンスの上等手段なのに、新鮮に見えたのはのぶおの「ゲイ効果」のタマモノでした。里見との三角関係も面白くなりそうなのですが、ドラマ自体が来週で終わりです。
“続きはスペシャルで!”といったところでしょうか。
円満な最終回などはいらないので、一足早い“大きな花火”を打ち上げて終わってほしいですね。
『俺のスカート、どこ行った?』第9話のまとめ
以前から事あるごとに「校長になりたい臭」をプンプン漂らせていた矢野の仕業という事で、今回の動画拡散騒動も終わりました。
ストーリー的には、そのおかげで学園がひとつにまとまったのですから、学園モノとしては御の字ですよね。
次話の最終回は、のぶおが「やりたいことノート」に従って旅に出るのか病状が悪化してしまうのか…。とにかく希望の涙が多数、テレビの前で流れる事は必至でしょう。
「学園モノ」と先述しましたが、LGBT等の社会性も多数含んだ「社会派ドラマ」の側面も見逃してはいけませんよ。
では、次週最終回で!
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