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『俺のスカート、どこ行った?』第8話のネタバレストーリー&感想・考察 文化祭にはたくさんの“主張”が! まとめてみました。
豪林館学園高校では、文化祭に向けて先生方も生徒たちもにわかに活気づいていました。のぶおのクラスでも出し物が決まり、あとは当日を迎えるのみです。ところが、のぶおの体調が思わしくないのが気がかりで…。
もくじ
【『俺のスカート、どこ行った?』】第8話のストーリーネタバレ
それぞれの想いを乗せた「文化祭」準備は進む!
文化祭を控えた日、2年3組ではクラスとして「何をやるのか?」について話し合われています。
のぶお(古田新太)がお気に入りの意見としては、クレープ屋やマンガ喫茶、脱出ゲーム等が挙げられていました。
その意見は全部女子からのもので、男子からは声が上げられません。
「女子ばかりじゃなくて、男子も案を出してくださ~い」と言うので、仕方なく若林(長尾謙杜)が、
「のぶおが前に働いてたような店は?」
と、何気なく言うとのぶおはノリノリで「それ、いいじゃなーい」と張り切り出して、
「男子は女装、女子は男装ね。全員でやるのよ」とその場で決めてしまいます。
のぶおの体調
男子の女装の準備も終わり、クラスで自画自賛し合っている中、光岡(阿久津仁愛)だけが思い悩んだような表情を。
そんな気持ちを察せられるはずもない今泉(竹内愛沙)は、「イヤリング貸そうか?」などと屈託がありません。
どうやら今泉に気があるようです。
そして通常授業の時間になると、のぶおの代わりに副担任の田中(桐山 漣)が授業をやりにきました。
のぶおは、いつものように保健室のベッドで昼寝なのですが、里見先生(白石麻衣)が、
「金子先生、今日はいつもより早いんですね?」
と、声をかけても無言です。
おかしいと感じた里見が仕切りのカーテンを開けてみると、のぶおは大汗をかいてベッドの上でうずくまっているじゃないですか!
「大丈夫、大丈夫」とのぶおはいいますが、里見は養護教諭の佐川(大西礼芳)を呼びに行きます。
里見と佐川が急いで駆け付けるとのぶおがいません。
そこへ帰ってきたのぶお。
「どこへ行っていたんですか?心配したんですよ!」
心配する里見と佐川をよそに、のぶおは、
「トイレに行って、お通じ出したらスッキリしちゃった」。
そう言って明るく振る舞うのぶおでしたが、里見と佐山は顔色の悪さを気にかけていました。
光岡の相談内容は?
2年3組の出し物「SHOW BARのぶお」の準備は着々と進んでいました。
その最中に、一緒にゴミ出しに行った光岡と今泉。
今泉は「2人でお化け屋敷に行かない?」と誘ってみました。
その「お化け屋敷」というのは、豪林館学園高校文化祭の名物で美術の岡田先生(田野倉雄太)の渾身のアトラクションです。
「3人、死人が出た」とか「無事に出られた人はいない」とか言われているモノなんです。
そのほかにも、「カップルで入って、無事に出てきてから告ると、その2人は上手くいく」という伝説もあるのでした。
今泉は、こちらのご利益を狙っているようです。
「怖いのはちょっと…」と言いながら、光岡がOKしたので、今から楽しみな様子でしたね。
その晩、光岡は「相談したい事がある」とのぶおを呼び止めます。
すっかり準備が出来上がった「SHOW BARのぶお」のカウンターに2人で腰かけると、光岡は、
「俺、今回ああいう服(女装)着てみて気づいたんだけど、いつも女のコの格好でいたいんだ」
と、口火を切りました。
そして、「どうすれば、いいかな?」と思い悩んでいる様子でした。
のぶおは真面目に「どんな格好をしても、光岡は光岡。それに変わりはないよ」。
光岡は、人生の先輩でもあるのぶおに悩みを打ち明けて、すっきりした様子です。
光岡、当日もカミングアウト2連発!
そして文化祭当日。
2年3組の「SHOW BARのぶお」は大盛況でした。特に女装した男子の接客がウケているようです。
そこでは、その日がのぶおの誕生日だった事からクラス全員からサプライズで手作りケーキをもらって、のぶおは感極まっていました。
明智問題も解決して、クラスがひとつになったようですね。
それからは例の「伝説のお化け屋敷」タイムです。
のぶおは誘われて里見と2人で入る予定でしたが、なぜか古賀(荒川良々)までついてきました。
「邪魔なので、途中で置いてきた」と言うと里見は笑っています。
こうした、しょうもない大人のエピソードは置いといて、問題なのは光岡と今泉です。
予想通りに光岡が怖がって、あまりのベタさに今泉は微笑んでいますが無事に完走しました。
外で「これで告ると、願いがかなうんだってさ」と思わせぶりなセリフを光岡にかけますが、話しは別の方向へ。
「実は俺、女のコの服装に興味があるんだ」
聞かされた今泉は、驚きというよりも戸惑っている様子です。
「『男が好き』って事?」
「それは分からない。目覚めたのは今回の“のぶおの店”をやる事になってからだから」。
今泉はフラれたわけではなかったのですが、複雑な気分でした。でも、
「光岡らしく生きてれば、いいんじゃないの」と励ましてみます。
「今泉に話して良かったよ。何か、安心した」
胸中複雑でしたが、光岡の安心した顔を見ているとなぜだか分からないけど嬉しくなった今泉なのでした。
光岡はその勢いで、生徒会主催の「青春の主張」にも出場。
これは、ステージ上から“自分の想いを”叫ぶという企画で、こちらにもエントリーしていたのです。
そこで光岡は、女子の制服に着替えての登場です。
そのステージで、のぶおと今泉に打ち明けたのと同じ想いを語り、「この格好で明日から学校に通います」と宣言しました。
あまりに真剣な「主張」だったので、下卑たヤジや冷やかしが一切なかったのが印象的でしたね。
光岡は、この文化祭当日に自分の女装への気持ちを2回、カミングアウトした事になります。やるもんですね!
のぶおにも言いたい事が…
この「青春の主張」には、のぶおもエントリーしていました。
そこでのぶおは「私は病気です。余命いくつって言われるくらいの。でも、その余命、過ぎてます」と語りはじめました。
それでのぶおは、「死を考えるようになってから『何でもやりたい事をやろう』って思うようになったんです」。
そこまで喋ると、学校に来ていた娘の糸(片山友希)に「ちょっと、“やりたい事ノート”出して」と呼び出して、おもむろに読み始めます。
教師になる、っていうのもあるんだけど
・ボクシングをやりたい
・文化祭に出たい
・花嫁とバージンロードを歩きたい
・探偵をやりたい
等々、やりたい事を羅列していきました。
「そんで、わたしのクラスの生徒の卒業式を見たい」というのも最近加わったと話していきます。
聞けば、膵臓の病気で「余命は今年の春まで」と言われていたそうでした。
「というわけで、余命過ぎてるけどヨロシコ」と言って、のぶおは「主張」を結びました。
「いいイベントねぇ」
のぶおは里見に言うと、「ほかのクラスも見て来ようっと」と、校舎内に消えていきました。
【『俺のスカート、どこ行った?』】第8話の感想
今話は明智や東条、若林ではなく伏兵・光岡の主役の回でした。
新鮮でしたね。
それに並行してのぶおの余命の話しも「ついに明かされたか!」という感じで、見どころがありました。
この病気と先週のボクシングの件が大きく絡みそうな次回も期待“大”ですよ!
【『俺のスカート、どこ行った?』】第8話のまとめ
のぶおの余命という事で「命」と「やりがい(生きがい)」についてが裏のテーマになっていたようです。
それがあったから光岡の「自分らしく生きる事」のカミングアウトシーンが、生きてくるのですね。
派手さはないものの、考えさせる回としての役割りは十分に果たしたと言ってもいいでしょう。
次回はのぶおの停職問題が起こるようですが、起因は明智父と明智とのボクシング対決らしいので、少し安心しました。
新たに事件を興しても、話数的に収集がつかなくなる恐れがありますので。
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