『いだてん~東京オリムピック噺~』第20回「恋の片道切符」 あらすじネタバレ・感想 四三、2度目の五輪に挑む!

『いだてん~東京オリムピック噺~』第20回「恋の片道切符」 あらすじネタバレ・感想 四三、2度目の五輪に挑む!

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『いだてん~東京オリムピック噺~』第20回「恋の片道切符」 あらすじネタバレ・感想 をまとめてみました!

【『いだてん~東京オリムピック噺~』とは?】

平成最後、そして令和最初のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(以下、『いだてん』)。この物語は、五輪にかけた人たちの「人間ドラマ」です。夢を現実にするための努力の足跡を、味わうにはいい機会ですよね。

視聴率の不振が叫ばれて久しいですが、なかなかどうして(←この辺、作品のトーンに合わせた文体ですw)ストーリーがきっちりとしていて楽しめます。

単なる東京五輪を前にした、話題性優先のドラマではないんですよ。

原作・脚本はクドカン(工藤官九郎)のオリジナル。5年もかけて書き上げただけあってよく観ると、かなりの重厚さに気づくはずです。

ストーリーは日本人で五輪に初参加したマラソンの金栗四三(中村勘九郎)の話しと、1964年の東京五輪開催に尽力した田畑政治(阿部サダヲ)の話しの2部構成になっています。

現在は「四三編」のラスト目前。2度の五輪で敗退した四三の新しい生き方が描かれるところです。

配役は妻のスヤ(綾瀬はるか)、兄の実次(中村獅童)、姑・池辺織江(大竹しのぶ)、恩師・加納治五郎(役所広司)、ストックホルムで共に闘った三島弥彦(生田斗真)等々、大河ならではの豪華キャストが揃っています。

特筆すべきは四三の時代から東京五輪の時代背景を「語り部」として古今亭志ん生(ビートたけし)が行う点。美濃部孝蔵(森山未來)時代も描かれているので、落語ファンには涙モノでしょう。

この豪華キャストも「田畑編」では、新顔に代わるのでそれはまた、別の機会にお知らせしますよ。

【『いだてん』】第20回のあらすじネタバレ

いざ、アントワープへ

第1回箱根駅伝のゴールを見て感動した大日本体育協会の岸会長(岩松 了)は、「ぜひマラソンをオリンピックでやりましょう」と加納に強く提言しました。

もともとマラソン競技に思い入れを持つ加納は、旧知のIOC会長・クーベルタン男爵に手紙で直訴します。

そのかいがあって、1度は中止されたマラソンが復活したのでした。

結局、アントワープ五輪マラソン代表は4人で、四三を除く3名は若手で固めました。四三はこの時、熊本にいる妻・スヤに「金メダルを持って熊本へ帰る。現役はこれで引退」と手紙でしたためました。渡航寸前の便りには「学校(職)は辞めた」とも。

つまり、背水の陣でアントワープへ向かったというわけです。

そのほか、10種競技に出場する野口(永山絢斗)をはじめ精鋭たちが集いました。米国留学中のテニス代表もいます。

そして、「田畑編」で軸となる水泳も代表を送り出しています。

2人の男の結婚事情

これまで四三は、結婚している事を隠して練習に励んできました。東京高等師範学校卒業後に教鞭も取らずにいた四三の羽振りの良さや、何の職にも就かない生活に疑念を持つ同輩も多数いましたが、それが話題に上がる事もなくなりました。「人の噂もなんとやら…」といったところ。

それが、アントワープへの遠征時にばれてしまいます。入国の際にまとめて提出しておいたパスポートの氏名が「織部四三」になっていたのです。加納は「じゃぁ、金栗君はどこにいる?」とすっとぼけた事を言っていましたが…。

四三の結婚報告に喜ぶ加納の姿は、見ていて清々しいものがありました。10年以上のつき合いで同士のような感覚なのではないですかね。

その報告に便乗ではないですが、野口も結婚していた事を報告しました。めでたい話しが続きますが、この直前のシーンで東京女子高等師範学校助教授・二階堂トクヨ(寺島しのぶ)が「想っている人は海の上に」と暗に野口を指していました。

こちらの淡い片思いは、終わってしまったのでした。

五輪惨敗

こうしてアントワープ入りした選手団のもとに、ストックホルムの代表選手だった三島(生田斗真)が陣中見舞いに現れて、大いに士気を上げました。

そして競技ははじまりましたが、日本チームはテニスのシングルスで銀、ダブルスでも銀メダルの計2個のメダルという結果で終わります。

期待のマラソンで四三は、前半部では後輩を引っ張る(ペースメーカー)役に徹したのちにスパート。折り返し地点では3位争いをするほどのデッドヒートを演じます。

しかし、8年以上にも及ぶ過酷な練習が災いして35㎞地点ではフラフラに。

盟友の三島にだけは、膝通が悪化していた事は告げていたのでした…。

結果は日本人では最高位の16位です。

野口の10種競技は棄権者を除くと最下位でした。

帰国報告会にて

加納と四三を除く帰国者全員での報告会では、集まった記者たちからは結果を発表されるたびにため息が漏れます。やがて、その歎息は「非国民!」といった類いの怒声へと変わっていったのでした。

そうした空気のなかで二階堂は「勝てそうだからと、無理矢理競技にしてもらった末でのマラソン惨敗の責任は誰が取るのか?」と立ち上がって叫び出す始末です。

高等教育師範学校教授・永井(杉本哲太)が二階堂をいさめますがその時に「せからしかっ!」と立ち上がったのがスヤでした。

「このなかで42㎞を走った人がいますか? 夫の長きにわたる闘いは金メダルたい!」と反論しました。

この言葉を聞いていたら、四三はどう思ったのでしょう? 大根 仁監督は“泣きどころ・泣かせどころ”を心得ていますよね。感服です。

この報告会に出席しなかった加納は欧州視察、四三は欧州をあてもなく彷徨っていました。

そのなかのドイツで、四三は女子選手が槍投げの練習をしているのを目の当たりにして、次なる目標のヒントを得たようでした。

【『いだてん』】第20回の感想・考察

アントワープ五輪回だったのですが、あっさりと「ナレ大会」でしたね。このあとに控える水泳メインの「田畑編」に備えて「巻き(業界用語で「急ぐ」)だった」のでしょうか?

二階堂先生の「恋バナ」もあっさりと夢破れてしまったようですしね(爆)。

この大会では水泳にも代表を送り込んでいます。水面に顔をだして抜き手で水を掻く、いわば「古式泳法」みたいな泳ぎだったのでしょう。

今では常識ですが「世界ではクロールが全盛」と言っていましたが、まさに現代にも通じる言葉だと思います。クロールをいかに身に着つけていくのかが楽しみなところです。

それにしても、今回も外部監督・大根 仁がメガフォンを取っていました。大河ドラマでは『いだてん』が初の試みですが、今のところ成功しています。特に、前回「箱根駅伝」の森山未來の使い方が凄かった!

新春という事で志ん生の弟子・五りんの新作をたすき掛けで続けざま語る噺を、ふらりと楽屋に来た息子、金原亭馬生と古今亭志ん朝まで森山に演らせてしまったのです。また、それが上手い!!

「四三編」のラストに向けて、いろんな方面がスパートをかけているのが見て取れます。

【『いだてん』】第20回のまとめ

アントワープ五輪が「ナレ大会」で終わった理由のひとつには、マラソンコースにはまだまだ戦争の爪痕が随所に残されていたからではないでしょうか? 美しい田園風景のなかを走ったストックホルム大会と比較すると、どうしても明暗が出てしまいますから。

実際に四三の走る背景も、崩れかけた建物がおぼろげに映っていたりしていました。考えさせられる回でもあったわけです。

あとは、これで競技から解放されて「夫婦水入らずで」とスヤは思っているようですが、四三はこれで落ち着くような男ではないようです。どうなっていくのでしょう…。

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